LOHAS(ロハス)なアイデアをお届けします

Vol.9 フェアトレード 〜1杯のコーヒーからはじまる〜

私達が普段飲んでいるコーヒーがどこでできているか知っていますか?
また「このコーヒーは誰が作ったのかな?」「どんな風に作られているのかな?」と考えた事はありますか?
コーヒーが作られているのは南米(エクアドル・ペルーなど)やアフリカ(ルワンダ・スーダンなど)の南半球の途上国が中心です。
日本では途上国で生産された食品や日用品を驚くほどの安価で買うことができます。しかし、その商品を生み出す生産国ではコストを抑え大量生産をするため、森を切り開き、化学肥料や農薬を大量に使用して農地が疲弊するという現状があります。そして、そこで働く現地の人が低賃金で雇用されたり、時には学齢期の子供が働くことが黙認されているということも起こっています。
コーヒーは近年の値崩れで破産する農家が続出し、コーヒー産業への依存度の高い国々では深刻な社会問題となっています。買う側の目には見えませんが、安さを維持するために環境を破壊し、「南の国々」の飢餓や貧困を引き起こしているという現実があるのです。

『フェアトレードという言葉を知っていますか?』

フェアトレードとは、その言葉通り、「公正な貿易」のことです。途上国の生産者が自立できるように、公正な価格で原料や製品を継続的に輸入し、支援を行うことを言います。

わたしたちにできること…

フェアトレードの商品を知ろう!選ぼう!買おう!!
フェアトレード商品にはこんな物があります。
【食品】
コーヒー,紅茶,チョコレート,果物(バナナやマンゴなど),スパイスなど。
【日用品】
手工芸品(雑貨,アクセサリー),衣料品,サッカーボールなど。

日ごろ食べたり、使ったりするものがたくさんあります。
まずは、お店に“フェアトレード商品”があるか聞いてみよう!(スターバックスコーヒーやイオン株式会社ではフェアトレード商品を取り扱っているそうです。探してみませんか?)
インターネットで検索してみよう! 例えば

フェアトレードのコーヒーを見つけたら、ご家庭だけでなく職場でも飲むようにしてフェアトレードの輪を広げていけたらいいですね。

このフェアトレードは、輸入する側の地域で手に入らない商品の取引を基本としており、商品を購入するだけで、生産者または地域に直接利益が還元されるため、教育や保健衛生、社会的水準の向上につながり、途上国の人々の経済的な自立を促します。一時的なチャリティー募金とは違い、継続してフェアトレード商品を取引または購入することにより成り立つ支援方法なのです。さらに、手仕事やオーガニック農法を重んじ、自然資源の持続可能な使い方と、資本や石油に依存しない生産方法を支援することで、CO2排出量の削減にもつながります。
消費者である私達にとって、フェアトレードや無農薬栽培のコーヒーを飲むことは、身体や環境、そして生産者に対してとても大切なことなのです。

フェアトレード・・・あなたも一杯のコーヒーからはじめてみませんか?


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