LOHAS(ロハス)なアイデアをお届けします

Vol.14 お買い物でCO2削減?

カーボンオフセット年賀のイメージ

「カーボンオフセット」という言葉を聞いたことがありますか?
二酸化炭素(「カーボン」Carbon)を埋め合わせる(「オフセット」Offset)という意味で、ヨーロッパを中心に急速に広がっている新しいCO2削減の考え方です。
クールビズなどの省エネ行動は、できる限りCO2の排出量を減らそうという発想ですが、「カーボンオフセット」は、省エネを実行した上でそれでもなお発生してしまうCO2をクリーンエネルギー事業などへの支援や、植林、森林保護活動への投資によって埋め合わせようという取り組みです。
このようなカーボンオフセットを取り入れた商品やサービスはここ最近日本でも注目されるようになってきました。
身近な例としていくつかご紹介しましょう。

わたしたちにできること…

カーボンオフセット年賀

2007年から発売が開始された「カーボンオフセット年賀」は定価55円で販売され、そのうちの5円を寄付金として 「クリーン開発メカニズム(CDM)」を通して、国連の認めたCO2削減プロジェクトを支援し、京都議定書で定められたCO2マイナス6%達成のために役立てられます。

クリーン開発メカニズム(CDM)について
クリーン開発メカニズム(CDM)とは
  • @日本が途上国に資金や技術を提供することで持続可能な開発を支援する
  • A途上国において温室効果ガス削減プロジェクト(国連認証済)を協働で行うことでCO2を減らす
  • B途上国のCO2削減分を日本の削減目標「マイナス6%」の一部に繰り込むことを認める
CO2ゼロ旅行

旅行会社が企画したツアーで、旅行のバス移動などで生じるCO2排出量と風力や太陽光などグリーン電力の使用で実現できるCO2削減量を試算し、両者を相殺することでCO2ゼロを実現するという内容を組み入れた商品です。CO2削減に必要なグリーン電力への寄付金があらかじめ旅行代金に含まれていて、ツアーの参加者はCO2の相殺に自ら貢献できる仕組みになっています。地球に優しい、新しい旅行のスタイルです。

エコロジーコットンタオル

ユウベルグループにも、カーボンオフセットを取り入れた商品が登場しました。この商品は、平安祭典・ユウベルホールでのお通夜、ご葬儀にご参列いただいた方にお配りする供養品として販売されます。1つにつき5円が寄付金として加算されており、インドの風力発電プロジェクトに貢献する仕組みになっています。これによりチームマイナス6%「1人1日1kgCO2削減」キャンペーンの目標値(日本国民1人あたりが1日に排出するCO2の1/6!)をオフセットすることができます

このように、カーボンオフセットを取り入れた商品が少しづつ増えてきています。わたしたちもお買い物をする時に、カーボンオフセット商品を選ぶことでCO2削減に貢献できるのです。

あなたのチョイスで私たちの住む地球を、いつまでも澄む地球に。


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