コラム LOHAS(ロハス)なアイデアをお届けします

Vol.33 傘エコ〜傘とのエコな付き合い方〜

傘とカエルイメージ

いよいよ梅雨入りしましたね!梅雨の時期に欠かせないものと言ったら傘ですが、よく忘れられたり、たまに出してみれば錆びていたり…傘といいお付き合いをしている人は意外と少ないようです。
ついビニール傘を買って、家に何本もたまっている。なんて人も結構多いのではないでしょうか?これでは傘が可哀想ですよね。
梅雨の時期こそ、傘とのエコな付き合い方を考えてみましょう♪

傘が抱える問題

日本の年間傘消費量は、約1億3,000万本と世界一です。その中の約9割がビニール傘と言われています。(※日本洋傘振興協議会推定)ビニール傘は燃やして廃棄する際に発生するダイオキシンが問題とされています。そのため、焼却できないゴミとして一括して埋め立て処理するしかないのが現状で、傘ゴミの量が多いだけに問題も深刻です。
この問題の解消に繋がるプロジェクトの1つに、「MOTTAINAI傘プロジェクト」があるのをご存じですか?

「MOTTAINAI傘プロジェクト」って何?

傘イメージ

東京の渋谷区内にあるビニール傘の再利用プロジェクトを行う「シブカサ」という団体に、不要になったビニール傘を提供すると、少しオシャレなデザインに変身させてくれます。それをシブカサ提携店のカフェや本屋さんに置き、誰でも無料で借りることのできる貸出用傘として再利用しようというプロジェクトです。

※ただし、回収できる傘には透明や白のビニール傘できちんと傘として機能するもの(破れている傘や、錆びている傘などは不可)と限りもあります。

似たような活動で、広島でも「うらぶれら」というエコプロジェクトがあります。「うらぶれら」の提携店では一人でも多くの人に利用してもらい、傘を通じて街の活性化につなげることを目的としています。エコが街の活性化につながる素敵なプロジェクトですね★

エコフレンドリーな傘「ECODE(エコ・デ)」

若葉とシャボン玉イメージ

傘のゴミ問題の新たな解決方法として、洋傘メーカー、ムーンバット株式会社が世界で初めて「ECODE(エコ・デ)」という傘を開発しました。
大きな特徴は、傘の三大パーツ「生地」「骨」「手元(ハンドル)」が簡単に分解できるということです。これにより、ゴミの分別や、パーツごとの修理が簡単にでき、リサイクルも可能となりました。また、今後4〜5年をめどに、不要になった傘を引き取り、部材のリサイクル、リユースを行うことにも積極的に取り組む予定だそうです。

傘と猫イメージ

私たちにとって傘は身近なものですが、ただのゴミにしてしまうか、エコの1つに活用するかは私たち次第です。

梅雨のこの時期にこそ、傘の使い方を見直し、エコを始めてみませんか?


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