コラム LOHAS(ロハス)なアイデアをお届けします

Vol.45 古着deワクチン☆

古着のイメージ

皆さん、小さくなって着られなくなったお子様の服や、まだ使えるけど来年は着ないかも…と思った衣服はどうしていますか?知人に譲渡される方や、リサイクルショップ等に出される方、捨てる方、様々だとは思いますが、もし捨てるという方がいらっしゃいましたら、是非ご紹介したいシステムがあります☆
それが、古着で世界の子どもたちにワクチンを寄付できる「古着deワクチン」です!

開発途上国の子どもたちの現状

日本の赤ちゃんは産後すぐから様々な予防接種を受けます。その効果もあり、1980年の1例を最後にポリオ(小児マヒ)の新たな患者は出ていません。しかし、世界では満足に予防接種を受けることができず、1日に4,000人の子どもたちが、5歳になる前に6大感染症(ポリオ、はしか、百日咳、結核、破傷風、ジフテリア)で命を落としています。これらの病気はワクチンにより防げる病気なのです!

「古着deワクチン」って何?

現在日本では、食品の次にゴミとして処理されている物が衣服です。その衣服の内の約90%は開発途上国で再利用可能なものだそうです。そこで、(株)リクルートが発行する通信マガジン「eyeco」の企画の中で立ち上がったのが「古着deワクチン」です。現在は、日本リユースシステム(株)が運営する「赤すぐ」サイト内で引き継がれています。
「赤すぐ」のサイトで専用着払い伝票(1口:1,080円)又は段ボール付き専用着払い伝票(1口:1,680円)を購入し、不要になった衣服を詰めて送ります。そうすることで、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」を通じて、ポリオワクチン(100円=5人分)を開発途上国(主にミャンマー、ラオスなど)の子どもたちに寄付することができます。更に古着はアフリカ、中東、東南アジアの方々のもとで再利用されるという企画です。
「古着deワクチン」では、2010年10月のスタートから、2014年4月1日までで、合計400,276人分のポリオワクチンを寄付しています。

どんなものが送れるの?

衣服全般(大人用、子ども用)、バッグ、靴、服飾雑貨(帽子、ベルト、ネクタイ、サングラス、ヘアアクセサリー等)、すべて同じ箱に詰めて送ることができます。また、お子様の名前を記入してある服でも大丈夫です。
※但し、下着類は不可
集められた衣類やバッグ等は寄付されるのではなく、安価で輸出販売されます。販売することにより、現地でビジネスが生まれ、新しい雇用が生まれます。その収益の一部によってポリオワクチンを提供することができるのです。

部屋も片付き、世界の子どもを病気から守れる「古着deワクチン」!
衣服を処分される際には、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?


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※「ハチドリな生活」は、ほぼ2ヶ月に1回の連載を予定しています。

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