コラム LOHAS(ロハス)なアイデアをお届けします

Vol.49 知ってる?世界のエコ事情☆

妖精と地球のイメージ

日本ではエコバックやゴミの分別等、定着しているエコがありますよね♪
それと同様に、世界でも様々なエコ活動に取り組んでいます。
今回は、他国はどのようなエコ対策をしているのかをご紹介したいと思います。

スウェーデンのエコライフ

量り売り、バラ売りが基本でパッケージのゴミが出ないように工夫をしています。野菜、果物、卵等何でも一個から購入可能なので、使う分だけを買うことができ、食材の傷みや、食べ残しの心配もありません。
また、缶や瓶、ペットボトルのリサイクルもとても盛んで、返却用の機械に使用済みの缶等を入れると金券になって戻ってくるというシステムを取り入れています。商品はリサイクルすると戻ってくる金額込みでの購入となるため、返却をしないと消費者は損をしてしまいます。「損をしたくない」という人間の心理をうまく使ったエコで、このリサイクルシステムは、既に多くの国が取り入れています。

ドイツのエコライフ

ドイツの生活エネルギーは、約80%が暖房に使用されているそうです。そのため、バイオマス給湯システムといわれる、本来ならばゴミになってしまう木屑を固めた「木質ペレット」を燃料にした給湯暖房用のボイラーがあります。木質ペレットは、燃焼によってCO2を発生させますが、原料となる木材が光合成によって吸収したCO2を再放出していると考えられるので、統計上は排出しないものとして取り扱うことができます。
ドイツ以外にも、イタリアも木質ペレットを使用する暖房機器が主流になっています。

韓国のエコライフ

飲食店で割箸や紙コップ等の使い捨て製品を使用することが法律で原則禁止されているため、テイクアウト(持ち帰り)で注文した場合、紙袋やビニールの手提げ袋、ドリンクの紙コップ利用の負担分として日本円で約7円が料金に追加されます。また、ホテルの部屋に使い捨て歯ブラシ等の無料アメニティグッズを備え付けることも禁止されており、必要な場合は有料で購入します。
また、韓国の爪楊枝はトウモロコシやサツマイモのでんぷんから作られています。それは、韓国では家庭や飲食店から排出される生ごみの多くが家畜のエサや肥料として収集・活用されるため、でんぷん製の爪楊枝にすることで、家畜が喉や内臓を傷つけることなく消化されますし、肥料として使われる場合も、土の中で分解されるというエコ意識から作られています。

ブラジルのエコライフ

ブラジルの自動車の約70%はガソリンとアルコール燃料(エタノール)の両方を使用できるフレックス燃料車で、消費者は価格の変動でガソリンとアルコールを使い分けています。アルコール燃料(エタノール)はサトウキビやトウモロコシ等を発酵させ、蒸留して作られているので、排気ガスは、CO2排出がゼロのほか、硫黄分がないので硫黄酸化物(SOx)の排出がゼロ、一酸化炭素・炭化水素(すすや黒煙)が少ないなどの特徴があります。

このように、世界でも様々なエコ活動が行われています。
国により対策は異なりますが、根底にあるのは「地球を大切にしよう」という共通意識です。
私達も日本が行っているエコ活動に意欲的に取り組むことで、世界の環境問題に貢献していることになります☆

まずは、あなたの地域で行っているエコ活動に参加してみませんか?


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